K3、播磨中央自転車道を往く

大規模自転車道

播磨自転車道は、加古川市権現湖北端から加西市いこいの村はりままでを結ぶ、およそ13.8kmの大規模自転車道です。あまり長さはありませんが、のどかな風景の中よく整備された道を駆け抜けます。2018年11月3日走破。

播磨中央自転車道の基本情報

正式名称は兵庫県道播磨中央自転車道線。
通称播磨中央自転車道。
計画上の総延長は25kmですが、2014年(平成26年)に13.8kmが整備完了済みです。計画上の本来の起点はいこいの村はりま付近ではなく播磨中央公園(「ふじいでんこうさいくるらんど」という如何にもな施設もありますし)であり別のサイクリングコースだったりはしますが、現時点では地図にも載っておらず自転車道には指定されていない模様。

起点兵庫県加西市玉野町(いこいの村はりま付近/加西球場北)
終点兵庫県加古川市(権現総合公園付近)
大規模自転車道とは?

起点最寄り駅は3kmの先の北条鉄道終点の北条町駅、車だと中国自動車道の加西ICから2km。終点最寄りは加古川右岸自転車道と同様のやはり北条鉄道網引駅になります。北条電鉄はワンマン単行編成のローカル線ですが、加古川まで接続してるので時間は掛かるものの輪行はなんとかなります。

加西市玉野町のいこいの村はりま付近加西球場北付近を起点とし、玉丘古墳、加西フラワーセンター等の横をすり抜け、北条鉄道網引駅を経由して加古川市権現湖へ至ります。権現湖付近で加古川右岸自転車道へ接続、更に先での姫路明石自転車道と接続し合わせて70km程の総延長になります。

加西市はチャリまちかさいとし自転車に力を入れており、コースマップやレンタルサイクルなどを整備。カサイチなど大規模自転車道以外のコース売り込みにも積極的。

播磨中央自転車道を走る

前回の加古川右岸自転車道の続きで、終点から分岐まで戻ってきてのスタート。ルートとしては逆走にはなります。始点の看板はそんなこと言ってなかったけど。コンクリート陸橋を潜って走るとすぐトンネルに入ります。

この頃はまだ装備持参品を試行錯誤しており、スマートフォンのバッテリーが怪しくなって写真の数が少ない。今はまずそんなことにはならんのですが。

加古川右岸自転車道と播磨中央自転車道分岐の陸橋、標識がわかりやすい
すぐ入る歩道幅がやたら広いトンネル

そして、このトンネルを抜けると加西市、なのですが……。

これがチャリまち加西だ!

この自転車道がお出迎えです。右側の車道は県道79号線「高砂加古川加西線」でこの辺の南北幹線道路なのですが、それと比べても遜色ないというかなりのインパクト。道が新しい(2014年に整備して自転車道が開通)こともあり、めちゃめちゃ走りやすく「チャリまち加西」を全力でアピールしてきます。

とはいえ直近開通区間(約800m)なのでそこまで続かないのですが、この道が終わった後今度は赤く塗られた自転車道が現れます。この赤い道がこの播磨中央自転車道の本体。しばらく県道78号線沿いに走った後、万願寺川が現れたところで今度は満願寺川沿いにルートを取ります。

赤く塗られた自転車道、まだ白線も残っており走りやすさはなかなか

途中万願寺に掛かる橋を渡りますが、このあたりから一気に景色が開けて空気が美味い。基本的に田畑の広がる田園風景で季節によっては稲穂の黄金色が広がります。行ったときは全部刈られた後でしたけど。

橋から見る広大な加西の風景

橋を渡り北条鉄道網引駅へ。北条鉄道は第三セクター方式で設立された地方ローカル線で、列車はディーゼルの単行列車。公募駅長等色々と取り組みをしていますが、ローカル線の例に漏れず懐事情はなかなか苦しい模様。網引駅は公衆トイレ、自販機等があり、大銀杏がシンボルマーク。

北条鉄道網引駅のシンボル大銀杏

網引駅を離れると再度満願寺川沿いを走ります。この辺りは稲穂の実る時期だと素晴らしい眺めだろなという感じ。重ねて言いますが行った時期は悪かった。春は桜が綺麗らしい。

満願寺川沿いの自転車道
川沿いに赤い自転車道がずっと続きます
川沿いはずっとよく整備されてます

しばらく景色を楽しみながら万願寺川沿いを気分良く走るのですが、10km付近で川沿いとお別れ。フラワーセンター方面に向かうのですが、このあたりからバッテリーが怪しくなり写真が殆どありません。若干坂気味ですがまあ気にするほどでもなく。県立フラワーセンター横を抜けると本格的に町中を走り始めます。

ザ・普通の道

このあたりは完全に町中で自転車道の風情はさほどなく。あんまり楽しくも無いですが、残り距離もわずかです。

玉丘史跡公園に古墳見に寄り道
はりまいこいの村到着

そしてゴール時点に到着。特にゴール標識がないので、わかりやすく歩行者自転車道標識に終わりを告げていただきました。更に東へも走ろうと思えば普通に走れますし、本来の起点である播磨中央公園へも行こうと思えば行けるはずですが、今回はここまで。

帰りは折り返して北条町へ抜け、えぇもん王国でカフェした後北条鉄道沿いに南下。天川歩行者自転車専用道路経由で姫路まで下って姫路駅から輪行で帰還、日が落ちる結構ギリギリでした。北条鉄道から加古川線経由の輪行でもいいけどIC使えないのは注意。

播磨中央自転車道のまとめ

チャリまち加西を名乗る通り、結構な整備状況。加古川との接続点あたりは整備前と比べるまでもなくかなりのインパクトで、全線通してカラー舗装もしっかりしておりなかなかの走りやすさです。春か秋か、見所の自然がきれいな季節に走りたい道ですね。

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