加古川右岸自転車道は、兵庫県加古川市志方町から高砂市高砂町までを結ぶ、およそ22.5kmの大規模自転車道です。半分ほどを兵庫県最大の一級河川加古川沿いに駆け抜けます。2018年11月11日走破。
加古川右岸自転車道の基本情報
正式名称は兵庫県道569号加古川右岸自転車道線。
通称加古川右岸自転車道。
1994年(平成6年)に全区間22.5kmが整備完了済みです。
起点 | 加古川市志方町(志方東公園) |
終点 | 高砂市高砂町(高砂海浜公園) |
起点である志方東公園は基本車で行く場所で、最寄り駅は播磨自転車道に入った6km先の北条鉄道網引駅になります。終点最寄り駅は山陽電鉄高砂駅で約3kmですが、利便性は5kmちょいのJR加古川駅の方が新快速が止まるため圧倒的に上。遠方からだと大阪から新快速ですね。
兵庫県管理の一般県道で、旧国交省情報等だと志方東公園側が起点なんですが、兵庫県のコースマップ等を見ると河口側が起点とされており、現地標識もそんな感じに。どっかで入れ替えたんでしょう。高砂市の加古川右岸河口付近、高砂海浜公園を出発し、加古川みなもロードを通り加古川を遡上、川を離れ権現ダムを眺めながら、加古川市の終点志方東公園に至ります。
途中、国道250線明姫幹線で姫路明石自転車道と接続し、権現ダム外周にて播磨中央自転車道と接続します。
加古川右岸自転車道を走る
加古川右岸自転車道から播磨中央自転車道まで走る予定で、輪行にてJR加古川駅朝イチ到着。自転車を展開し、途中姫路明石自転車道とクロスしつつスタート地点の加古川河口付近まで一旦5kmほど走ります。
加古川右岸自転車道を一旦河口側まで走り、河口に着いたら振り向いて心機一転スタート。河口付近には始点を示す標識があり、播磨中央自転車道とニコイチの扱いです。
加古川は兵庫県最大の河川で、河口付近となると川幅も結構なもの。雄大な河川を右手に、堤防に設置されたサイクリングロードを遡って行きます。河川沿いの整備状況はなかなかのものですが、結構車道側とか走らされます。山陽電鉄、山陽新幹線及び姫路明石自転車道、赤姫幹線と、主要交通網の下をくぐりながら北を目指します。
JRを過ぎたあたりから徐々に川岸を離れ始め、この辺りが道も微妙に間違いやすいところ。
本格的に加古川を離れ、西川、権現川沿いの自転車道を進みます。整備されてるところはそんなに迷いませんが、車道沿いはわりと間違えがち。何度か地図確認しました。川沿いというか緑も多く、走る分にはなかなか快適。
行程も半分を過ぎ14kmあたりで権現ダムへ到着します。が。
真正面にドーンと現れるのでなかなか興を削がれるソーラーパネル……。ダム斜面にぎっちりのなかなかの規模。ここを右折すると、ダムの堤防側へ上がるつづら折りの坂道が現れます。ぼちぼち長さがありますがK3でもそんな苦労はしないくらい。そして権現ダム到着です。
権現ダム沿いをずっと走ってると、わかりやすく播磨中央自転車道との接続地点が現れます。後でUターンして通るのですが、一旦ここはスルーしてお別れ。ダムも離れ、志方東公園を目指します。道程はのんびりした山間の光景ですが、結構傾斜があります。
坂道に負けずえっちらおっちら進むと、志方東公園に到着。終点にはこれといった標識がなくて全然ゴール感がありません。始点で「スタート!」と言ってるんだから「ゴール!お疲れ様でした!」くらい言って欲しいなあっていう。
志方東公園にはテニスコートや野球グラウンド等があり、車も結構な量が停まってました。とはいえ自転車で来てなんか出来るかというとそんなこともなく。公園で一休みして元来た道を折り返し、播磨中央自転車道に続きます。
加古川右岸自転車道のまとめ
舗装部分はなかなかで全体としては整備されてるのですが、途中ちょいちょい車道渡らされたり迷いがちだったりと中断が発生するのはマイナスポイント。贅沢言えばせっかくの河川敷をノンストップですいーっと走りたいなあ、と。言っても詮無き事ですが。
河川敷は平坦ですが権現ダムから志方東公園あたりに関してはそこそこ坂があります。この辺りはほぼ車道ということもありちょっと評価低め。播磨中央方面との接続が本命かなあと。
見どころはそんなにないですが、天気が良ければ河と湖の景色はよく、気分よく走れる道ですね。