なにわ自転車道は、大阪市旭区を始点に、大阪市西淀川区までを結ぶ21.6kmの大規模自転車道です。走りやすく利用しやすい都会の自転車道ですが、見所はあまりない、かも。2018年10月21日走破。
なにわ自転車道の基本情報
正式名称は大阪府道803号旭西淀川自転車道線。
通称なにわ自転車道。
2001年(平成13年)に全区間21.6kmの整備が完了していますが、その後2013年に当初の始点であった赤川鉄橋の仮歩道が閉鎖されたため、大阪市のマップによると現在は上流の菅原城北大橋を始点としているようです。
起点 | 大阪府大阪市旭区赤川4丁目(菅原城北大橋) |
終点 | 大阪府大阪市西淀川区出来島1丁目(中島出来島橋) |
起点はJR東おおさか線淡路駅ないし阪急京都線淡路駅、または対岸JR東おおさか線城北公園通り駅からいずれも1.5kmほど。終点は阪神なんば線出来島駅から200mほど。大阪街中なのでアクセスには困りません。
大阪府道ですが管理は大阪市側らしく、大阪の4大規模自転車道のうち、この路線のみ大阪府のサイトに掲載されていません。旭区から右岸へ渡河した後は淀川を神崎川との分岐まで遡り、以後はひたすら神崎川左岸沿いを河口近くまで下ってゆきます。
始点である菅原城北大橋では北大阪サイクルラインと接続します。終点である中島出来島橋からは市の自転車道である西島川自転車歩行者道(整備中)、大野川緑陰道路と接続し、西島川経由で一度淀川に出て、JR塚本近くまで至ります。
なにわ自転車道を走る
なにわ自転車道は淀川左岸側から右岸に渡るところからスタートします。が、旧始点の赤川鉄橋に敷設されていた赤川仮橋は2013年に撤去されており、今は渡ることが出来ません。仕方ないので大阪市のマップに従って1km上流の菅原城北大橋を始点にするか、とりあえず橋を渡って右岸側の赤川鉄橋まで進んでスタートです。
そして渡ったら淀川河川敷を上流へ。神崎川分岐まで至ったら神崎川左岸に沿って河口に向かって下っていきます。特に迷うようなところもなく。
河川敷と車道脇を特に迷うこともなく進み、到着。慣れない中で北河内サイクルラインから同日に走り込んだため時間がなく、あまり見所というかマジで気になるものが何もなく着いてしまったので、見返したら写真を殆ど撮っていないという。これは再走だな……。
なにわ自転車道を再び走る
ということで再走です。ちなみに前回走った時のK3はまだドノーマルで、ビッグアップルすら履いてなかった。行ってみて思い出しましたが、前回は前半戦でスマホのバッテリーほぼ使い切ってて写真が無かったんだった……。コースの様子含め自分の記憶が信じられない。
梅田輪行で北大阪周遊自転車道経由で来たのですが、サイコンが不調で困りました。結局、センサー側の電池が切れかけてたというオチでしたが。
前回は万博公園から南下したところからスタートだったので、今回は正規の起点から。とはいえ、起点の赤川鉄橋はきっちり封鎖されており渡れません。
ということで、しばし北上し菅原城北大橋を渡って渡河します。
一応赤川鉄橋の渡河先側にもコンタクト。当然封鎖されていますが、ここが自転車道のルートだった痕跡はありました。
確認だけして再スタート。淀川右岸堤防を遡っていきます。路面状況は右岸側も良好。尚、結構な頻度で現れる淀川の車止めは、自転車用のを抜けようとすると出っ張りの高さがディレイラーとジャストフィットで衝突します。ペダルだけに気を取られてるとガツンといくので結構面倒くさい。
淀川沿いを特に目立ったイベントもなく。鳥飼大橋や神崎川の水色の取水設備が見えると分岐ポイント。淀川をバイバイして土手下の神崎川方面へ折り返します。気分良く走ってると見逃すので注意。というか見逃して鳥飼大橋手前まで行った。
一瞬だけ歩道っぽい道を走り、今度は神崎川河川敷を走るルートになります。神崎川は多数の橋が架かってるので、その下をどんどん潜ってく。
で、完全に忘れてたのですが、なにわ自転車道の神崎川方面には200mごとくらいに自転車道を示すブロック標識と銘板が設置されています。大体ベンチとセットでめっちゃユーザーフレンドリー、結構な頻度で人が座って利用してます。打たれてる番号は連番になっていて、河口方面へ数が増えていきます。ちょっと寄り道して土手川に上がると、入り口に終点同様の気合の入ったオブジェが設置されてたり。すいません、この道めっちゃ気合い入れて整備されてた。
河川敷のサイクリングロードを気分良く下っていきます。路面状況は若干アスファルトがくたびれていたりはするものの、概ね良好。前回は一部結構な茂みの中通った記憶があったんですが、記憶違いなのか刈払ったのか。
一切迷うようなこともなく、架橋の下をくぐり抜け、川沿いを気分良く走れます。ただしこれといった見所は無い。橋くらい。長らく河川敷を走りますが、JR神戸線にぶつかったところで様子が変わり、今度は堤防の外側を車道と並走して走ることになります。
路面状況は良好なのですが、堤防高くて何も見えないし反対側車道で空気悪いしでぶっちゃけあんまり楽しくない。珍しいのは防潮鉄扉くらいでしょうか。
ちなみに下はコースの途中で見かけた、拉げた鉄のガード。写真見てわかる通りここ下の道路からはかなり高い位置にあるのですが、何があればこうなるんだろう……。
コース分岐は一瞬「ん?」と思うところもありますが、基本的には道なりにすすめば迷う箇所はほぼ無し。迷ったところで標識が現れなくなるのですぐわかりますし。そんなこんなでゴールです。
走り直すと思っていたよりガッツリ整備されてる道で前回自分は何を見てたんだろうという気分。一応、この先の接続されている自転車道まで走って、自走で帰宅しました。
なにわ自転車道のまとめ
迷うこともなく、障害もなく、比較的走りやすいコースではあるのですが、反面スタート地点の赤川鉄橋とか橋くらいしか休憩所含めスポットが無いため、コメントに困るコースです。路面状況は悪くないけどそこまで良くもないというところ。写真の通り終点標識はやたら立派で、練習用にはもってこいなのですが。
……そう思っていた時期が私にもありました。いや、見所が無いのと結論は変わらないのですが。淀川沿いはよくある堤防上のサイクリングロードですが、神崎川沿いはオブジェの作りと設置頻度からも当初は結構な力を入れていたことが見受けられます。その後のメンテナンスが怪しいけれど。